ネイル産業の市場規模ってどのくらいか分かりますか？JNAさんの統計によると市場規模は約1,000億円、ネイルサロン数は約8,000件あり、ネイリスト数は約30,000人とのこと。そのうち9割が女性なので、女性が支えている業界ですね！！ネイル産業が日本に根付いたのはここ十数年のこと。（日本にブームを巻き起こすきっかけとなったのが、陸上選手だったフローレンス・ジョイナーさんのようです）９０年代に入ってからデパートの一角にネイルバーが設けられるなど一般の人たちが入りやすいサロンができ、雑誌でも取り上げられ、専門誌も発刊されるようになりました。９０年代後半以降、ネイルは爆発的に広がりそれと同時に、ネイリストをめざす若い女性たちが急増しました。
その背景は、女性が社会に進出するようになり、なにか手に職をつけた仕事をという女性が増えたことにあると思います。
ネイリスト協会は健全なネイル産業の発展を目的に１９８５年に設立され、０６年にＮＰＯ法人になった業界では最大の組織。（法人360社、個人25,000人が会員として加盟）ということを知り、規模の大きさを再認識しました。
この業界の特徴！！
・女性の頑張りが業界を支える
一見、華やかに見える世界ですが、厳しい現実を乗り越え、踏ん張る女性たちがこの業界を支えています。
・技能検定試験に45,000人
ＪＮＡにとってネイリストの育成は不可欠な課題で毎年２回、３級から１級までの「ＪＮＡネイリスト技能検定試験」を実施しています。９７年の初年度、800人だった受験生は昨年度、45,000人になりました。その上に認定講師資格試験があります。１級以上になると、合格はかなり難しく、２度３度と挑戦して資格を取得しています。
・ネイルイベントの盛り上がり
毎年７月に、大阪で「アジアネイルフェステイバル」、１１月には東京で「インターナショナルネイルエキスポ」を開催。年々、企画の規模や来場者は増え、昨年の「ネイルエキスポ」は38,000人が来場し、入場制限をしたほどの盛況ぶりでした。先日開催されたエキスポもかなりの盛り上がりでした。
世の中的に女性の社会進出が高まるなか、9割が女性の業界であるこのネイルの世界、より活性化させるためにもネイリストを目指す皆さんの質の向上や世間の評価、認知度が大切ですね。ハードワークで大変でしょうが、ますますの向上のためにも一人ひとりが頑張っていって欲しいと思います。
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